IIDC2

ソフトウェア標準規格

IIDC2は、カメラコントロールレジスタ配置を定義します。IEEE1394カメラにおけるIIDCの後継規格として、IEEE1394だけでなく幅広いインターフェースに適用できる規格として新たに制定されました。露光時間などの各機能の詳細が定義され、レジスタ空間に配置されています。このことより、非常に簡単なカメラ制御方式を提供します。

IIDC2の利点:

  • 容易な実装と使い易さ
  • カメラコントロールレジスタのアクセス性
  • ベンダ固有機能への拡張性
  • 全てのカメラに対する共通の制御方式
  • 多種インターフェースへの対応
  • GenICamへの容易な対応

IIDC2規格は、カメラ内部のレジスタを直接読み書きすることでカメラをコントロールするという簡便な方式を使用しています。
全てのカメラの機能に関する情報はカメラ内部にあるため、ユーザはこれらのレジスタを読みこむことにより、カメラの機能に関する全ての情報を得ることができます。 レジスタの配置は、半固定方式によって行われています。容易なアクセス性を実現する固定方式と、拡張性を実現する非固定方式の組み合わせです。 カメラの機能は基本機能と拡張機能に分類されています。基本機能は、レジスタ配置と機能が規格書で規定されています。拡張機能は、ベンダが自由に追加することができます。レジスタ配置を規格書にあるリストから選択し、その機能についてはベンダ独自のものとすることができます。 IIDC2レジスタをGenICamとセットで使用する場合、カメラ記述ファイルはすべてのカメラに対して共通となり、利便性が高くなります。これは、IIDC2レジスタ配置が規格書で規定されていることによる特徴です。

JIIA市場統計

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2017年~2019年までの統計データ(第10版)を発行

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